NZでのワイン造り
◼︎NZでワインを造る理由
MARO Wines は日本でのワイン造りに並行して、2023年から N Z でもワイン造りをしています。
ワインを造る理由は主に二つです。
第一に、ただただ皆様に、現地の良質なブドウを使ったマロワインズスタイルのワインを楽しんでいただきたいからです。
NZ はブドウ栽培に非常に恵まれた気候風土で、病気も少なく土地柄を反映した熟度の高いブドウが育ちます。そのブドウを使って MARO Wines が考える美味しいワインを造って皆様に届けたい。それが日本のワイン文化の未来を考えることにも繋がると信じています。
そしてもう一つの理由が、「醸造家としての学びに終わりはなく、自分のブランドを持てば、それで学びが終わる訳ではない」ということです。日本よりも遥かにワイン文化が盛んな NZ で、毎年世界の造り手たちの中で刺激を受けながら、ワイン造りの知識や経験をアップデートしています。
日本ワイン、輸入ワインという分断を越え、より大きな文脈の中で美味しい MARO Wines スタイルのワインを楽しんでいただきたいという想いです。
ちなみにニュージーランドには過去に二度研修に行っており、その時のご縁あってワイン造りが出来ています。
◼︎醸造場所
写真:『NZワイン専門店BOKUMO WINE』
MARO Wines がワインを仕込んでいるのはNorth Canterbury(ノースカンタベリー) Waipara (ワイパラ)地区にあるGreystone Wines です。

過去に Winery of the Year にも輝いたことがある実力派ワイナリーで、現地からも信頼の暑いワイナリーです(残念ながら日本には輸入されていません)。
2023~2026年までこちらの施設をお借りしてワイン造りをしています。
ブドウは現地の農家さんから購入をし、「畑もワイナリーも持たない」スタイルでの醸造です。(日本ではあまり馴染みがないですが、NZ では決して珍しくないスタイルです)
◼︎風土

写真:『NZワイン専門店BOKUMO WINE』
ノースカンタベリーは、サザン・アルプス山脈によって西からの雨風が遮られ、日照に恵まれた乾燥した気候です。
ワイナリーは主に北部に集中し、特に Waipara Valley (G.I.) にはGreystone Wines 他、Pegasusu Bay や Black Estate、PyramidValley などの国際的にも有名なワイナリーが存在します。
North Canterubury の一番の特徴はその 「複雑な土壌」にあります。
グレイワッキ(硬砂岩)と石礫、石灰岩、粘土質が複雑に入り組む、NZ の他のエリアにはないユニークなモザイク土壌となっています。
それぞれの土壌の特徴を生かし、(栽培面積が大きい順に)
Pinot Noir、Sauvignon Blanc、Riesling、Pinot Gris、Chardonnay
などが栽培されています。
MARO Wine はここ、North Canterbury で育つ Pinot Noir と
Riesling でワインを造っています。
◼︎Riesling

砂利土壌で一日の寒暖差が大きいTussock Terrace。樹齢は20年を超えるリースリングを使っています。このエリアで育つリースリングは引き締まったエレガントな酸とミネラル感が特徴です。
NZでリースリングと言えば残糖がある甘いタイプが現地では造られることが多いですが、
MARO Winesでは敢えてお食事に合わせやすい辛口で造っています。
酸味だけが際だつことがないようバランスを大切にしながら、リースリングに特徴の気品のある雰囲気を大事に醸造しています。
酸味に負けない厚みを作ってくれている要素の一つが「貴腐ブドウ」。
MARO Wines Rieslingに複雑さと余韻をもたらしてくれています。
◼︎Isolated Hill Pinot Noir

畑は名前の通り、周りには石灰採掘場以外何もない孤立した丘の中腹の斜面にあります。
地震により石灰質の石灰岩粘土の上に玄武岩質の土壌が形成された、カルシウム粘土とシルトローム質の土壌で、フランスのブルゴーニュに似た、栄養豊富な土壌です。
樹齢は20年を超えています。
現地で造られるピノは抽出をしっかりとした肉付きのあるタイプのものが多いですが、 敢えて抽出しすぎない、北海道での造りと似た醸造方法に挑戦しています。
石灰質土壌由来の独特の酸の性質がよく感じられ、繊細なボディにどこか芯の強さを感じるピノ・ノワールです。
こちらに関してはぜひ、日本のピノ・ノワールともぜひ飲み比べていただきたいなと思います。
ワインについてのご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。